車両ラッピングとはトラックなどの配送車両やバスなどのボディに特殊なフィルムを貼り付けたもののことで、そのフィルムに自社の社名やブランド名、商品やサービスを印刷することで多くの人の目に触れる広告媒体としての役割があります。広告媒体にはテレビCMや新聞紙面、街中の看板などがありますが、車両ラッピングの良いところは自社で保有する車両に広告を貼り付けることができるため、他の広告よりも費用が安く済む場合があるからです。配送車両のトラックのボディに描かれているものと言うと黒ねこや飛脚の柄を思い浮かべる人が多いかもしれません。これらは自社のブランドを広めるのに好都合だからでしょう。
配送車両は毎日同じルートで配送をするため、その周辺で住んでいる人や職場がある人には記憶に残りやすく、ブランドを認知させるのにとてもよい方法です。以前はトラックのボディに塗装(ペイント)をするのが主流でしたが、ボディは平面ではなく凹凸があり細かい絵柄を塗装するにはかなりの技術がいりますし、そもそも不可能な場合もあります。ラッピングなら写真やパソコン上で作成した図柄をプリントアウトしたもので、それをただ貼り付ければよいのでどのような柄であっても可能です。またラッピングフィルムは貼り付ける時間が短いこともメリットです。
塗装なら数日要するところを、ラッピングなら3~4時間もあれば貼り付け可能ですので配送の合間でもでき営業に支障をきたすこともありません。