広告媒体としてラッピング車両は電車やバス、トラックなど街中でよくみかけるようになりました。これは広告効果が高いことと広告費用が他の媒体に比べて安いためであると考えられます。例えばトラックなどの配送車両に広告ラッピングを貼り付けるメリットを考えてみます。ルート配送であれば毎日同じ道で荷受けの会社へ荷物を運ぶことになります。
するとその会社であったり周辺に勤務する人は毎日同じトラックを見かけることになるのです。そのトラックの荷台の箱の部分に目を引くデザインが描かれていれば自然と目に入り脳裏に焼き付きます。社名やブランド名であればその名前に親近感がわくことになりますし、広告のデザインであればその内容が気になって後でインターネットで調べてみようということになります。やはり毎日同じ場所で見かけ何度もデザインが脳裏に刷り込まれるというのはとても効果的な広告手法だと言えます。
配送車両がに広告ラッピングを施すメリットのもう一つ、‘広告費の安さ’についてですが、元々自社で持つ配送車両に広告をうつという点です。街頭の看板を借りるには月々費用がかかりますし、テレビCMであれば秒単位で相当額の費用がかかってしまいます。初期費用としてはラッピングを作る費用とトラックに貼り付ける工賃です。たしかに広告ラッピングに使われるフィルムは特殊なもので、印刷したデザインが風雨や紫外線により劣化しにくいものですし、付けやすく剥がしやすいものです。
これも一年もすれば初期費用を回収できるほどですので、やはりメリットの方が大きいと言えるでしょう。