配送車両はラッピングによって会社の広告や宣伝に使うことが出来ます。ラッピングとは車にフィルムを貼ることによって色を付けたり装飾を施したりすることです。この方法は、それまで塗料を使ったペイントによる方法が主流だったのに対し、1990年ごろから始まって2000年に入ってから都バスに使われて大成功したのをきっかけに広く普及したと言われています。この方法は広告や宣伝として大変優れた方法です。
まずそれまでの塗料を使う方法では、失敗した時やデザインを変えたい時に簡単に戻すことが出来ません。一方配送車両用にラッピングするフィルムは再剥離性があり、元に戻せるだけでなく車のボディ表面に優しいので、貼り換えも難しい事ではありません。実に手軽にイメージチェンジや、宣伝のリニューアルをすることが出来ます。また、ラッピングした配送車両が様々な場所を駆け巡ることによる宣伝効果は、一か所に立てかけてある看板などとは比べ物にならないくらい大きいと言えます。
一か所にとどまらず動き回ることによって数多くの人の目に触れることが出来ます。また、配送車両の表面をいっぱいに使って装飾され、さらに動いているわけですから非常に人目を引きやすいという効果も期待出来ます。最近ではSNSを利用した高度な宣伝方法なども考えられています。ただ普通に走るだけでなく、どのようなところをどの時間帯に走れば効果的かを考えて、配送車両を走らせることでラッピングの効果をより一層引き出すことが出来ます。